昨日の「耐震紙芝居」に引き続き、今日は、建物の骨組みの体験学習。
主催は同じ、京安心すまいセンターです。
町家と在来工法の骨組みキット木材を組み立てます。小学生の子ども達10名の参加。まずは石の上に、柱を「乗せ」ます。
木材の重さを実感しながら、順番に組み立て開始。
貫を差し込んだら、くさびを打ちます。
最後に棟を取り付けて、完成です。
この間にかかった時間は50分。部位の名称も記入してあるので、覚えるかどうかは別にして親切です。
次は在来工法に挑戦。土台にアンカーボルトを取り付けます。
筋違いの取り付けは金具にビスもみ。電動工具を使うのは初めてかもしれませんね。
脚立に上って、火打ちを差込み固定。見守る保護者の方達。
完成したら、みんなで押して、揺れを体験します。在来工法は揺れません。筋違いや火打ち梁の有効性が丁寧に説明されます。
一方の町家の方は、2人で押しただけでも、ぐらぐら揺れます。耐震紙芝居でも説明しました。
100分の時間の中ではありましたが、子ども達(保護者の方、通行人の見学者も)は、みな楽しそうに経験することができました。
いつもの事ですが、こうした体験型の建築キットは、市内のどこかに常時置いてあって、子ども達に遊びながら体験して欲しいと強く思います。骨組み組立、床、壁、天井貼り、遊んで、解体・・・・。
建物の造られ方の一連の流れを知っておくこと、空間のつくり方を知っておくことは、必ずどこかで役に立つはずです。