school architects blog
DDP

久しぶりの休みは2泊3日でソウルへ。ザハハディッド建築を視察。

東大門エリアに誕生した、敷地63000㎡、建築面積25000㎡、延床面積85000㎡の巨大な建築。この建築ができてから周辺の状況が一変し、人々で賑わうようになったとのこと。

全体はなだらかな丘をイメージしたような感じ。屋上は庭園に。

内部は、アートホール、デザインミュージアム、デザインラボ、デザインマーケットの4つの機能が入っています。国策としてデザインに力を入れている証です。

道路側の数か所から中庭へ。

すさまじいキャンチ。内部はカラッポですが。

誰が見ても、中に入っていきたくなります。

台中に伊東さんのオペラハウスができましたが、3次元曲面のアルミパネルです。

中庭上部の通路。

デザインラボの入り口。ほぼすべての開口部は傾斜しています。パネルの有穴は、照明であったり、窓であったりしています。

夜景。ランダムに光る部分が移動していきます。まあUFOですね。

屋上から地上までは、光るホンコンフラワー。
デザインマーケット。韓国ブランドのお洒落な商品が展示・販売されています。
案内カウンターもザハ・デザイン。FRP製。 ベンチもザハ・デザイン。
階段下に置かれたロッキング椅子。人気です。
しかし、よくこの3次元曲面をつくったものです。
歩けない部分は、手すりを張り出して。
イベント会場である「アートホール」のロビー。
この空間を見るために、今回来ました。
「デザイン遊歩道」と名付けられた、スロープ空間。地上から屋上までグルグル・ユラユラ連続した空間。
天井の2本の黒のスリットにはライティングレール。
建築そのものも低層でまったく土地の有鉤活用していないのに、内部でもデザインのみ(避難経路にはなっているでしょうが)の巨大な空間を有することが許されたのは、「デザイン」が人の心を惹きつける=観光名所になる、ことをオーナーである韓国が理解しているに相違ありません。
そして、近所の市場の朝はこんな感じ。
街中で感心したこと。歩道の植栽壁はベンチになっていたり、
旅行者が使う場所の案内は、英語、韓国語、中国語、日本語の4種の言語で、
移動式の、「ツーリスト・インフォメーション」です。
空港の高架下の柱とスラブも3次元曲面でコンクリート打っています。
デザイン力を高め世界のトップに出る。韓国の勢いを、ひしひしと感じました。
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. 建築が環境を破壊するものであることは疑いようもありません。 一方、ある目的のためには、空間が必要であることも事実です。 犠牲にしてまでつくられる空間とは、一体どうあるべきなのでしょうか。空間の「質」は、広さだけの尺度で判断することは出来ません。単なる箱をつくるのではなく、空間のかたちや光、音、雰囲気など、人々にとって、記憶に残るような魅力を持つものを残していきたいと考えます。 次世代から現在の環境を預かっている、という立場に立ち、 建築・インテリア・家具・まちづくりのデザインを行います。

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