school architects blog
バウハウス・ワークショップ2014

昨日から始まったデッサウ バウハウスでの建築デザインワークショップ。せっかくバウハウスの校舎で行うので、「Beyond Bauhaus」と題して、バウハウス敷地内にTea Houseをデザインする課題にしました。モダンデザインの生みの親を現代の若者が超えることができるか。

ちょうど1年ぶりのバウハウス。何度見ても飽きません。「端正な構成」という言葉がこれれほどしっくりくる建築を他に知りません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かつての学生宿舎に泊まっています。全24室。1部屋の大きさは20疊くらいの広い個室です。

そのバルコニーから見下ろす校舎が今回訪問した、アンハルト大学建築学科。

玄関。壁は耐候性鋼板にカルシウム板のビス止め。

玄関を入ると、ホール空間。床や壁には学生の作品が展示されています。当然の事ですが、デザインの校舎は美しくあるべき。

しっかり書き込まれた図面の中でも、このようなアート的な表現のドローイング作品もあります。建築の大学院は一度社会に出てから入学する学生が多いとの事。

ペーター教授のスタジオの後期作品が紹介された後に、今回の課題を説明。            「TEAHOUSE IN BAUHAUS」

この教室から、宿泊棟が正面に見えます。しかし、毎日バウハウス校舎を見ながら、使いながら建築を学ぶとは最高に贅沢な環境です。

大学院建築専攻の選択科目ですが、40名の世界各国から集まった若者が参加しています。その内、地元ドイツの学生はたったの1名!。国際的。セイカからの学生9名を加えて、49名です。7人1チームで7チームに分かれてミーティングの開始。

ペンと紙さえあれば、世界のどこででもデザインは可能。ペンを走らせる3年生の藤本君。

英語でのコミュニケーション。慣れるまでは大変そうでした。そりゃそうです。真剣に聞き入る、3年生の清水さんと1年生の宮地さん。(右側)

10時にスタートして、午後6時に今日の作業の講評会を行いました。

発表する3年生の加藤さん。

発表する3年生の上枝さん。

発表する1年生の岡田さん。学部1年生なのに大学院生に混じってます。度胸がつくこと、間違いなし。こんな場面が待ち受けていることは想像していなかったことでしょうね。わかっていたら参加しなかったかもしれません。ある意味で無謀な点もあるセイカ建築学科。

今回参加の9名は、1年生2名、3年生7名です。

発表する3年生の原口さん。

各人の考えた案を発表するチームもあれば、このように1案に絞り込んで提案するチームも。

必要な情報をネットで集め、バウハウスの敷地を実際に歩き、アイデアを出し、議論を行う中で、グループの案を決めていき、パソコンでのCADや手書きスケッチでプレゼンテーション準備をする、今日の7時間の成果。この作業をあと1日半続けて、日曜日の3時から最終プレゼンテーションです。楽しみです。

セイカ学生は日本代表選手として、お互いのコミュニケーション力とデザイン力を高めて欲しいと思います。

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. 建築が環境を破壊するものであることは疑いようもありません。 一方、ある目的のためには、空間が必要であることも事実です。 犠牲にしてまでつくられる空間とは、一体どうあるべきなのでしょうか。空間の「質」は、広さだけの尺度で判断することは出来ません。単なる箱をつくるのではなく、空間のかたちや光、音、雰囲気など、人々にとって、記憶に残るような魅力を持つものを残していきたいと考えます。 次世代から現在の環境を預かっている、という立場に立ち、 建築・インテリア・家具・まちづくりのデザインを行います。

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