東京デザイナーズ・ウィークに参加するために、学生有志が、新しい空間を考えました。子どもの頃に夢見ていた、雲の中の空間。作品タイトルは、「夢見雲」
雲の中。
確かに、中に入って体験してみたいものです。
飛行機の中から見るのではなくて。
CGなどを使って、試行錯誤した結果、
これが材料一式。木材は床のデッキ
京都から東京まで運びます。
空気膜構造は、中に空気さえ入れたら建築の完成。5分で立ち上がります。
思いついたことを形にして、実現してしまう、セイカ建築のデザイン力。 流石というか、それらしくというか、できました。AVCシートを2重にした空気膜構造。
シートの接合は、アイロンで熱融着。
内部空間。雲の中のような、臓器の中のような。
居心地が良いような、悪いような。気持ち良いような、悪いような。
新しいデザインの中には、必ず、ある種の不気味さは宿るものです。
この内部空間では映像が映し出されます。ドライアイスで霧も発生させる夜には幻想的な感じの空間になっていました。
シャボン玉もたくさんの虹色になります。
床のシートの下には10センチのスポンジを入れているので、フニャフニャ感が。
残念ながら、受賞できませんでしたが、面白がっていただいた複数の企業の方からの引き合いはあり、また、たくさんの子ども達にも大人気でした。子どもが審査員だったら受賞は確実でしたね。
12名の2,3年生学生の皆さん、短期集中の1ケ月のプロジェクトでしたが、授業と平行したデザイン作業、お疲れさまでした。来年は後輩達が1等賞を取ってくれることでしょう。
(写真:葉山勉、太田慎也)