school architects blog
建築模型制作技術の社会貢献 湯郷温泉鉄道ジオラマ

15年前に、岡山県の湯郷温泉協同組合から依頼を受けて制作した、鉄道ジオラマ模型。マンガ学部教員の堂野先生とのコラボレーションで、約半年かけて制作したジオラマ。

建築学科からは、有志学生8名の成果。建物だけではなく屋外アートや、少しユーモラスな物体なども遊びながら制作。先週金曜日に久しぶりに訪問しました。

2制作したジオラマは、実に17畳分の大きさ。山や土台などは大学で制作し、夏休暇に持ち込み。現地での合宿で組立と仕上げの細かな部分の制作。1週間以上、きれいな旅館に泊めていただきながらの、朝昼夜のお客さん用の美味しい食事と温泉が楽しみでした。

もちろんプレイイング・マネージャーの僕も建築模型を作りました。たぶん、15個くらい。

3今でも壁に展示していただいていた、制作風景の写真。色あせていて時間の流れを感じます。

4テーブル各所には、解説文章もしっかり置かれています。Nゲージは、1:150なので、1:100や1:200のスケールに慣れている学生や僕にとって、はじめは戸惑ったことを思い出します。

5 6新幹線のバージョンでは、線路が充実していました。制作する際にリーダーを担当した、建築卒業生の模型制作のプロ、山本真也君が時々メンテナンスに来てくれているそうです。偉いです。

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それぞれの場所、建築を、誰がつくっていたか、当時を思い出します。

博物館の館長さんから今回嬉しい話を聞きました。当時制作した学生達(今は社会人)が時折、友人や彼女を連れて訪ねて来てくれているとの事。学生時代の思い出の一つになってくれたことを嬉しく思います。

京都精華大学で建築を学べば、模型職人「にも」なることができます。毎回の設計課題制作で、たくさんの模型を作るので当然なのですが。

前述の山本君(通称、チャッキー)は、趣味と仕事を一緒にして、現実社会から仕事として「模型制作」を依頼されて、今でも忙しそうに生きているので(おそらく楽しく)、頼もしい限りです。

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. 建築が環境を破壊するものであることは疑いようもありません。 一方、ある目的のためには、空間が必要であることも事実です。 犠牲にしてまでつくられる空間とは、一体どうあるべきなのでしょうか。空間の「質」は、広さだけの尺度で判断することは出来ません。単なる箱をつくるのではなく、空間のかたちや光、音、雰囲気など、人々にとって、記憶に残るような魅力を持つものを残していきたいと考えます。 次世代から現在の環境を預かっている、という立場に立ち、 建築・インテリア・家具・まちづくりのデザインを行います。

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