school architects blog
国立オペラハウス

1国立オペラハウス。1993年。トゥーロ湖に沿って、現代美術館、フィンランディア・ホール、ミュージック・センターと続き、最後がこのオペラハウスです。白い正方形タイルを基調とした外観。

5北側玄関ホール。

6南側玄関ホール。いずれも壁面にはアート作品を展示。

3ホワイエ兼レストラン。

2

4外観も内観も、この半分アーチのガラスの吹き抜けが、唯一の特長になっています。

7ショップで販売されている、バレリーナの使用済のトゥシューズ。顔写真+直筆サイン付です。

8ステージを見る場面。

9オペラハウスだけあって、バックステージは奥行、両サイド共に、大きく取られています。

101階客席。馬蹄形プランを採用。椅子が広めの間隔になっているので、途中の通路はなし。

11特に特徴があるわけでもない、ごくオーソドックスな客席。

12オーケストラ・ピット。では裏方を見ましょう。

13地下の平面図。上階のステージ、客席が赤い部分。上がサービスアプローチで、右中にリハーサル室。

14ステージセットの模型です。うちの学生でもつくれますね。

15ステージ奥から、観客席を見る。ステージのフライが高い事がわかります。

16ステージセットを制作する工作室。ちょっとした、鉄骨工場の規模です。

18ステージのスクリーンを制作するスペース。スクリーンは当然ながら平面にして描くので、この大きさが必要。

20スクリーン制作の例が展示されています。上の緞帳のように見えるバックは、ドレープがついた布ではなくて、立体的に描かれた1枚の布、ですよ。という事。多くのアアルト大学美術デザイン建築学部の卒業生もスタッフとして働いています。

17ステージ衣装を制作するスペース。ちょっとした縫製工場の規模です。たぶん、3000㎡くらい。

19この部屋は、「帽子」だけをつくっている部署。しつこいですが、ちょっとした帽子工場ほどの規模があります。

P1040352 - コピー

行われるオペラ演劇、バレエ公演などの料金表。内容によって料金は異なりますが、全体を見ても、117€(14,000円)~12€(1500円)までの幅広さ。1500円なら映画を観るよりも安いです。

観客として来訪する場所には、非日常的空間要素が要求されるので、精一杯デザインすることはもちろんですが、裏方作業スペースの効率良さもデザインの勝負どころです。裏の通路に、棚がはみ出していたりしていて、スペースが不足している事を実感しました。

まあ、始めにどれほど広く取ったとしても、そのうち狭い!とクレームは来るものですが。

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. 建築が環境を破壊するものであることは疑いようもありません。 一方、ある目的のためには、空間が必要であることも事実です。 犠牲にしてまでつくられる空間とは、一体どうあるべきなのでしょうか。空間の「質」は、広さだけの尺度で判断することは出来ません。単なる箱をつくるのではなく、空間のかたちや光、音、雰囲気など、人々にとって、記憶に残るような魅力を持つものを残していきたいと考えます。 次世代から現在の環境を預かっている、という立場に立ち、 建築・インテリア・家具・まちづくりのデザインを行います。

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