school architects blog
オスロ オペラハウス

P1150114 - コピー以前、スノーヘッタの展覧会で紹介した、オペラハウス。2011年。観光名所になりました。

P1150113 - コピー

P1150116 - コピー写真には人が写っていませんが、雪の積もった屋根には、「危険なので通行禁止」とチェーンが張ってあるにもかかわらず、チェーンを越えて、皆さん登って行きます。「登るために来たのに!」みたいな雰囲気です。

P1030378 - コピーサイドに玄関があります。

0これが風除室。の、端部。この玄関ホールは、そのまま劇場のホワイエにもなっています。

1斜めになった柱。木の塊りは、スロープなどの動線空間。

P1150129 - コピー

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5このスロープ壁には数種類の断面の木材をランダムに貼り付けています。吸音効果はあるでしょう。床もフローリング。木の国、ノルウェーの象徴だと納得。

P1150133 - コピー階段も同じ木材で仕上げ。

P1150127 - コピーその反対側には、クロークとトイレのスペース。

6この壁の後ろにトイレがあります。ひし形がグラデーションで形態変化していくデザイン。ユニット化されたものを連結しているのですが、樹脂なのか何なのか材料は確定できませんでした。  同業者として、とても悔しい。雪の結晶がデザインモチーフ?

7下部の裏にLED照明が仕込まれています。

8この壁と本当の壁の隙間。連結と照明器具が見えます。

9裏側に回って、トイレの入口。黒い壁。欧州でよく建築家が使う、スタッコ塗り仕上げ。何回も塗っては、削って、また塗って、と手間がかかるので、コストは高いです。硬い石の模様みたいな綾が出て、とてもエロティックな表情になります。いい意味で。白と黒のコントラスト、いいですね。

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11斜めの形態ではプランに無駄(使えない空間)が良くでるのですが、この建築ではかなり有効に使われていて感心しました。天井が下がっていく、クローク部分。

P1150121 - コピー同じフロアにレストランも。海を眺めながらの食事。

P1150139 - コピー

劇場に入る事が出来ず残念でしたが、共有部分を見る限り、かなりデザインレベルは高いので、 大丈夫でしょう。シドニーのオペラハウスのような、国を代表するランドスケープ・アーキテクチャーを目指して行われた設計競技を勝ち抜いた作品。形態のシンプルさは、かなり評価して良いと思います。

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. 建築が環境を破壊するものであることは疑いようもありません。 一方、ある目的のためには、空間が必要であることも事実です。 犠牲にしてまでつくられる空間とは、一体どうあるべきなのでしょうか。空間の「質」は、広さだけの尺度で判断することは出来ません。単なる箱をつくるのではなく、空間のかたちや光、音、雰囲気など、人々にとって、記憶に残るような魅力を持つものを残していきたいと考えます。 次世代から現在の環境を預かっている、という立場に立ち、 建築・インテリア・家具・まちづくりのデザインを行います。

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