school architects blog
1,2年生オープンジュリー

19日に行われた公開審査会(オープンジュリー)には、高松伸先生と川嶋貫介さんをゲストに招いて実施しました。高松先生は建築家を育てる、セイカ建築学科をつくられた建築家のおひとり、川嶋さんは後期から准教授としてセイカ建築に赴任されます。

1年生はオープンジュリーを初めて体験します。選抜された学生の緊張感が伝わってきます。

 

1年生は「主人公の家」を設計。高松賞に選ばれた星川さん。「和紙に住む」家

 

細長い敷地形状を生かしたシンプルで表情豊かな内部空間が評価されました。和紙の半透明かつ独特の素材感と、四角で固い空間とが調和しています。

 

2年生の高松賞は、稲嶌可南子さん。

雨を愛でる空間。第一課題で紹介したオブジェを建築空間に発展させてくれました。

水谷彩乃さんは、路地の奥を敷地とした斬新な建築を提案。

構造体がそのまま空間の密度を左右し、動きがあり、かつ親密性も持つ建築が生まれています。計算されたブルータリズム。

樹皮を参照コピーした面のパターンをプレゼンした末富君の作品。この2次元の面を建築空間に応用する事が出来れば面白い。

ということで、無事に終了。短時間で集中して審査することができました。1年生は入学後3ケ月経ったばかりですが、確実に成長していることを教員同士で確認する機会になったと思います。後期は私が担当するので楽しみです。柔らかなコンセプチャルな2つの課題を経た2年生は、来週に前期の仕上げとして「固い建築」の設計を経験し、夏季休暇に入ります。

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. 建築が環境を破壊するものであることは疑いようもありません。 一方、ある目的のためには、空間が必要であることも事実です。 犠牲にしてまでつくられる空間とは、一体どうあるべきなのでしょうか。空間の「質」は、広さだけの尺度で判断することは出来ません。単なる箱をつくるのではなく、空間のかたちや光、音、雰囲気など、人々にとって、記憶に残るような魅力を持つものを残していきたいと考えます。 次世代から現在の環境を預かっている、という立場に立ち、 建築・インテリア・家具・まちづくりのデザインを行います。

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