school architects blog
1年生 集合住宅 その2

1年生後期の第2課題。北山通りの敷地に建つ、10世帯以上の集合住宅の設計。

模型のスケールは1:50。

模型の制作テクニックも、上手になってきています。

シングルマザーと子ども達が助け合って楽しく過ごす案。稲嶌 可南子さんの作品。

お母さんが帰宅したら、部屋に灯る照明が外部にあふれて、屋上庭や隣人宅で遊んでいた子どもに伝わるという、建築的な工夫のアイデアです。実際に起こるであろう現象を丁寧に作り込んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

上村 龍一郎君の作品は、特徴ある形態と住まい方を組み合わせた秀作。外壁の素材も考えています。偶然にできた形ではなく、内部での人の動きを考えて生まれた(と本人が言う)建築。

かなり複雑なステップした床の連続で、数世帯のつながり方を考えた提案。外部空間も取り入れています。室内にいて、何がどのように見えるのか、自分でエスキースを行って決め込んでいます。1年生なのに。

中谷 駿志君の作品。大きな箱の中に入れ込まれた箱にそれぞれが暮らす、学生用の集合住宅。

階段やデッキでたくさんある床をつないで、コミュニケートの誘発を狙っています。あちこちに生まれた半公共空間が、どのような交流の場となるのか。

1年生後期の中程の作品ですが、この調子で建築・空間を考え続けて欲しいものです。中だるみしないで。

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. 建築が環境を破壊するものであることは疑いようもありません。 一方、ある目的のためには、空間が必要であることも事実です。 犠牲にしてまでつくられる空間とは、一体どうあるべきなのでしょうか。空間の「質」は、広さだけの尺度で判断することは出来ません。単なる箱をつくるのではなく、空間のかたちや光、音、雰囲気など、人々にとって、記憶に残るような魅力を持つものを残していきたいと考えます。 次世代から現在の環境を預かっている、という立場に立ち、 建築・インテリア・家具・まちづくりのデザインを行います。

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