school architects blog
課外活動

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エコロジー空間演習の延長で、チアリ君と岡本君、五十子君達が中心になって、茶席の設えを制作しました。場所は地球研の中庭。オープンハウスの日程と合わせたので、たくさんの一般の方々に来ていただきました。

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中庭に面するピロティを竹のスクリーンで隔てています。竹は後藤直子先生が、市内の竹屋さんから無料で調達した廃材を使用。エコだから。

3既存のスペースにあわせた設え。

4竹を切って並べただけの、素っ気ないベンチと茶杯置きの台です。ベンチが意外に座りやすい!スプリングコイルのベットマットと同じ理屈で、円形は荷重を分散して吸収するからでしょう。

5中庭から見るとこんな感じ。

6PFI事業で実現したこの研究所の設計は、日建設計さん。ピロティの壁柱をPC部材で構成したのは、良かったのですが、パネル上下の固定ジョイントの、ドブづけアングル見えっぱなしのディテールはとても残念な事です。

7地球研から徒歩30分で、上賀茂神社。ここでは、今年4年目になる、「上賀茂アートプロジェクト」セイカ大学は共催です。明神川には学生が制作した行燈に、地元小学生が絵や想いを描いて150灯を展示。夜に点灯されます。

客殿、芝生広場には、セイカ学生作品が展示されていますが、庁ノ屋には、アンテナ・メディアという、クリエィティブ集団の展示があり、大変興味を持ちました。

8入口では縮小された鳥居を潜って入ります。

9テーブル? 伝統建築工法の仕口などが使われています。

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日本建築の形態的なモチーフを縮小して、別物を生み出していますが、木材のジョイントで伝統工法を使用しているためか、形態の持っていた意味や使用目的を越えた、厳かさと清々しさを感じることのできる純粋な作品群でした。材料は節持ちのヒノキだと思いますが、節なしだと、もうひとつ純粋性が増すかも。でも面白い。

 

 

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. 建築が環境を破壊するものであることは疑いようもありません。 一方、ある目的のためには、空間が必要であることも事実です。 犠牲にしてまでつくられる空間とは、一体どうあるべきなのでしょうか。空間の「質」は、広さだけの尺度で判断することは出来ません。単なる箱をつくるのではなく、空間のかたちや光、音、雰囲気など、人々にとって、記憶に残るような魅力を持つものを残していきたいと考えます。 次世代から現在の環境を預かっている、という立場に立ち、 建築・インテリア・家具・まちづくりのデザインを行います。

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