school architects blog
オープン・ジュリー

11セイカ建築学科恒例の公開審査会。今回のゲスト建築家は、今村創平さんと猪熊純さんの2名。

採点表2013-2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3,4年生が同じ土俵で評価されます。

ゲスト2名を含めた17名の教員で、名前を隠された作品を見て投票し、上位から講評を受けるシステムです。

どの教員がどの作品を評価したのか、この情報はその場で公表されます。

 

 

12

 

1位は、森山明さん。ファッションから建築デザインを結びつけたエレガントな作品でした。

明1 明2レリーフ模型はアート作品のような魅かれる力を持っています。

長南12位は長南由紀さん。京都市の市街地に計画した、集合住宅+レストラン+湯屋。点在させた配置と、味のある平面図が評価を受けました。

長南2事前に僕が指摘していた事と同じ事ばかりをゲストから言われていましたが、徹夜明けの本人がどこまで理解してくれたか、少し不安。後日、伝えましょう。

北田1 北田2同点2位の北田晴香さん。花屋さんの計画。面を折り曲げる作戦。折り曲げた面の大きさと形が様々なので、メリハリがあり、空間の密度の濃淡を実現させています。

せつ1入学して初めて、オープンジュリーに選ばれなかったという、瀬津優子さんの作品。僕は当然上位に入っても良い優れた作品だと評価しています。

せつ3「故郷をつくる」コンセプトで、路地や抜けなどの、たくさんの空間的仕掛けを試みています。建築への思考、模型表現、図面表現ともにすべて精緻につくられた作品。

せつ2平面的にも断面的にもスケールを切っていっているので、ヒューマンな外部空間になっています。

松村13年生の松村亜沙子さんの作品。集合住宅で外部空間には、自然光での光と影の演出。

松村2

松村3内部空間は床や天井の高さの違いで、空間を分けています。1室空間で、すべて可動間仕切り壁を設置。実際に住んでみたくなる集合住宅です。3年生でここまで建築を考えて表現することができれば世界に通用するでしょう。

清水3年生 清水春那さんの1:1の作品。完成前でしたが、力作だと思います。中に入ると普段体験することのできない不思議な空間を味わうことができます。

今年の前期もこれで終了。4月からの3ケ月間は、あっという間に終わりました。3年生と4年生に毎週ゼミで指導をしてきましたが、伝えたい事、教えたい事がまだまだたくさん残ってしまった感もあり、もどかしいばかりです。まあ、焦る必要もないですね。ずっと続いていくものだし。

 

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. 建築が環境を破壊するものであることは疑いようもありません。 一方、ある目的のためには、空間が必要であることも事実です。 犠牲にしてまでつくられる空間とは、一体どうあるべきなのでしょうか。空間の「質」は、広さだけの尺度で判断することは出来ません。単なる箱をつくるのではなく、空間のかたちや光、音、雰囲気など、人々にとって、記憶に残るような魅力を持つものを残していきたいと考えます。 次世代から現在の環境を預かっている、という立場に立ち、 建築・インテリア・家具・まちづくりのデザインを行います。

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