今日は朝8時から、大学院の建築設計特講の授業として新校舎のコンクリートの打設を見学しました。
まずは、1台目のミキサー車からおろしたコンクリートの試験。
構造設計書の特記仕様書にある、規定されているコンクリートの品質について、説明を受ける、院生の長谷川君。
破壊試験用のテストピース、スランプ試験、水セメント比、カンタブ試験に立ち合い、コンクリートの品質を理解。
今日は150㎥。明後日までの3日間で、基礎の地中梁を打設します。
みるみるうちに、型枠内にコンクリートが充填されていく様子。バイブレートしながら、鉄筋を洗いながら、木こてで押さえて仕上がっていく様子。
主任さんから、4Mの高さを打つのに、2回に分ける理由や何故鉄筋を洗浄しているか、などなど、丁寧な解説を聞きます。
これらの鉄骨の架台もコンクリートができていくにしたがって、取り払われます。
先週もこの現場で、配筋検査のポイントを学びました。今日、コンクリート打設現場を生まれて初めて生で見た長谷川君は、多くの職種の多くの人が関わって建築ができることに感心し、きちんとコンクリートを打つための様々な工夫に驚きながらも感心。大変な仕事であることを目で見て理解できたと思います。
現場が学内にあることは建築の教育環境として本当にありがたいものです。建築が徐々にできていく現場が楽しいものであることを体感することができます。地上まで躯体が立ち上がったら、少し危険度が減るので、各学年の学生を案内しましょう。