土曜日に行われた、「夢ナビLIVE」。インテックス大阪に集まった高校生は12,000人以上。
話してきました。タイトルは、
「デザインする」という事。独断で僕が思う、すぐれたデザインを紹介したあとで、建物と建築、建築士と建築家の違いについて説明し、その後、建築学科でどのような事を学ぶのか紹介。
講義1枚目スライドのこの写真は、折りたたみ傘のパッケージデザインの優れた例として紹介。濡れた傘でもカバンも濡れないし、自立するので玄関に置いておいてもサマになります。そもそも傘に見えません。
プロダクトでは、「Q-DRUM」を紹介。このデザインは多くの子ども達や女性達が水くみ、水運びに費やす時間を救いました。首の骨を痛めることもありません。デザインは世界を救う事ができるのです。
建築では、ロンシャンとフィルミニの教会を紹介。空間のデザイン、光のデザインです。
高校生は、建築士と建築家の区別などわかりません。どうして、大学の建築学科が工学部系にも芸術デザイン系にもあるのかもわかりません。
もちろん、一般の人でも知っている人はごく少数ですが。
京都セイカ大学の建築学科は、「建築家を育てる」ことを教育の目標におき、そのために、いろいろな活動や課題制作を行っていることを紹介。照明器具からインテリア、建築、まちづくりまで。
話を聞くだけでは面白くないと思ったので、住宅の間取りを立体的に立ち上げる図法を教えて、配布したトレーシングペーパーに描いてもらいました。
予想の通りに、すぐにコツをつかんで、どんどん立体的な住宅が誕生していました。高校生はもちろん、中学生にも小学生にも、幼児園児にも建築に親しんでもらって、建築をデザインすることを楽しみたいものです。