school architects blog
世界遺産都市 ラウマ

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1991年に世界遺産認定された、ヘルシンキから電車・バスで4時間半の街。1442年に街がつくられて、昨年570周年記念が行われました。世界遺産として旧市街の600個の建築がその対象。旧市街は今でも住宅、店舗として現役で活動しており、800人が住んでいて、市の人口は4万人。

02中央道路。

0旧市街の入口。

4木造が基本。北欧最大の木造市街地。

1これは結構立派な建物。

71本路地に入ると、こんな感じ。

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2建物に色がついているのは、漁業から帰ってきた漁師さんが、自分の家がわかるようにと、特徴つけたという話です。確かに、数か月家に帰らなかったら自分の家を忘れるのかもしれません。

1街ができたのと時を同じくしてつくられた、聖十字架教会。昨年500年祭が行われました。15世紀後半の建築。

2大きくもなく、小さくもなく。2階の腰壁には聖書の偉人達が肖像画で紹介されています。左端に、ご婦人が1人。

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4祭壇。正面にはステンド・ガラス。天井にはフレスコ画。

5きれいな、リブ・アーチの天井。絵画も精密に描かれています。

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左端に、ずっと動かないで熱心に聖書を手に取っていらしたご婦人は、蝋人形でした。写真を撮るのに、気をつかってすり足で歩いていたのに。

1旧市街地の中の、住宅改修現場。現場を見ると嬉しくて、つい、気軽に入って行ってしまいます。自分の現場でもないのに。。。

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世界遺産の外観は修復するしか許可はされないので、内部の改装。改装工事のやりかたは、世界共通です。断熱材の厚さが厚い事くらいの変わりしかありません。材料も同じ。工具も同じ。手順も同じ。しばらく、大工さんと世間話ができました。

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石舗装の道路を見ると街の歴史がわかります。車道と歩道の区分けが暗黙の了解のような分け方。車もゆっくりと走ります。厳格な分離で安全、ではなく、ルーズな譲り合いこそが大切な事。 という共存の原点を再確認します。

輸送バス1 - コピー今日はバスで動きましたが、感心した事は、長距離バスは郵便物の輸送も担っていて、停留所のたびに、その街に届ける荷物の荷卸し、積み込みをしている事。郵便局と民間バス会社が協力しています。官民超えた効率の良い搬送方法。フィンランドの少し大きな街のバス停が荷物集配センターを(宅急便センターのような感じ)併設してる意味がわかりました。

日帰りで、宿から往復10時間の旅は、少し疲れました。ラウムの街は市民皆さん親切で、自分達の街が世界遺産であることに誇りを持って、古い街を大切にしている事を感じました。

最後に、今朝発見した、「道路の砂利改修車」

石改修車2 - コピー

以前、凍結した道にまかれる小さな砂利は、氷・雪が溶けたらどうなるのだろうか、と疑問を出していましたが、これが砂利を改修する車。前の回転するブラシで砂利を浮かせてすぐに後部のタンクに吸い込みます。今度遭遇したら、運転させてもらいたいです。

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. 建築が環境を破壊するものであることは疑いようもありません。 一方、ある目的のためには、空間が必要であることも事実です。 犠牲にしてまでつくられる空間とは、一体どうあるべきなのでしょうか。空間の「質」は、広さだけの尺度で判断することは出来ません。単なる箱をつくるのではなく、空間のかたちや光、音、雰囲気など、人々にとって、記憶に残るような魅力を持つものを残していきたいと考えます。 次世代から現在の環境を預かっている、という立場に立ち、 建築・インテリア・家具・まちづくりのデザインを行います。

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