2ケ月ぶりに、ヘルシンキの街中を紹介します。
岩盤を削ってつくられた街なので、あちこちに削り取られた岩の断面を見ますが、ポツポツと何か出っ張りが。
よく見ると、鳥の等身大の小さなオブジェがつけられています。アラビア地区アート化プロジェクトの作品の1つ。
高架になっている車道の下の歩行者通路。高架の側壁はアルミニウム板で曲面デザイン。少しアートっぽく。
鉄骨柱もアルミニウムで曲面でカバーされて、何本かには焼き付けられた色を。
デザインショップの一画に設けられた休憩スペース。ベンチ椅子は、パレット(荷物を大量に輸送する際に、下に敷く木製の台)を再利用したもの。パレットを再利用して家具をDIYで作ることは、ポピュラーになっていて、そのデザイン・工作マニュアル本も売っています。
中心市街の地下にある駐車場に行く歩行者通路。側面の壁は岩盤に直接モルタル塗りで塗装。
駐車場の平面図。驚いた事は、地上の区画とは全く異なる平面。市内の土地の80%は国や市が所有する公共の土地だからできる事だと思います。中央駅前の駐車場でもあり、かなり効率よく計画されています。駐車場への連絡通路は、あちこちのビルの地下に接続。便利です。2000台の車両を収容。戦時のための防空壕をたくさん作ってきた技術力の成果です。
ヘルシンキの海もすこしずつ氷が解けてきました。天気の良かった今日の日曜日は、散歩をかねて、セウラサーリ島へ建築見学。この島は、そのまま全部が、野外建築博物館になっている島。
このように、18世紀から19世紀の国内各地の古い建築(教会、住宅、倉庫など)が移築されて展示されています。その数、87棟。入場無料の公園でもあり、今日もたくさんの家族連れが散歩を楽しんでいました。建築の中に入ることができるのは、6月~9月15日まで。したがって、僕は1度も建物の中に入っていません。残念な事です。
島の中の様子。森の中に建築が点在するロケーション。一周するのには約1時間かかります。
帰りは、海の上をショートカットして歩いたので、徒歩30分。便利です。
ところどころに、氷の割れ目もあったりして、海の上歩き素人の僕は、少しだけドキドキしながら。
途中には、ワンちゃん達の集合場所もあります。どこまでも走り続ける事ができる最高の場所。
様々な犬種が集合して遊ぶ、海の上の広い場所。
最近どう? そろそろ春かなあ。。。。。
晴れの日が増えてきて、凍っていた歩道も溶け始めました。今まで、下の路面を注意深く見ながら、ヨチヨチ、ふらふらとゆっくりと歩かなければ怖かった「歩く行為」が、半分くらいは前を向いて真っすぐに歩くことができるようになりました。「前を向いて、真っすぐ歩くこと」ができるって、こんなに嬉しく幸せな楽しい事だったのか、と痛感する日々です。