school architects blog
街中の風景 その5

2ケ月ぶりに、ヘルシンキの街中を紹介します。

P1040436 - コピー岩盤を削ってつくられた街なので、あちこちに削り取られた岩の断面を見ますが、ポツポツと何か出っ張りが。

P1040437 - コピーよく見ると、鳥の等身大の小さなオブジェがつけられています。アラビア地区アート化プロジェクトの作品の1つ。

P1040442 - コピー高架になっている車道の下の歩行者通路。高架の側壁はアルミニウム板で曲面デザイン。少しアートっぽく。

P1040443 - コピー鉄骨柱もアルミニウムで曲面でカバーされて、何本かには焼き付けられた色を。

P1150584 - コピーデザインショップの一画に設けられた休憩スペース。ベンチ椅子は、パレット(荷物を大量に輸送する際に、下に敷く木製の台)を再利用したもの。パレットを再利用して家具をDIYで作ることは、ポピュラーになっていて、そのデザイン・工作マニュアル本も売っています。

P1150586 - コピー中心市街の地下にある駐車場に行く歩行者通路。側面の壁は岩盤に直接モルタル塗りで塗装。

P1150588 - コピー駐車場。岩肌のインテリア空間。

P1150587 - コピー駐車場の平面図。驚いた事は、地上の区画とは全く異なる平面。市内の土地の80%は国や市が所有する公共の土地だからできる事だと思います。中央駅前の駐車場でもあり、かなり効率よく計画されています。駐車場への連絡通路は、あちこちのビルの地下に接続。便利です。2000台の車両を収容。戦時のための防空壕をたくさん作ってきた技術力の成果です。

P1150583 - コピーヘルシンキの海もすこしずつ氷が解けてきました。天気の良かった今日の日曜日は、散歩をかねて、セウラサーリ島へ建築見学。この島は、そのまま全部が、野外建築博物館になっている島。

P1040451 - コピーこのように、18世紀から19世紀の国内各地の古い建築(教会、住宅、倉庫など)が移築されて展示されています。その数、87棟。入場無料の公園でもあり、今日もたくさんの家族連れが散歩を楽しんでいました。建築の中に入ることができるのは、6月~9月15日まで。したがって、僕は1度も建物の中に入っていません。残念な事です。

P1040449 - コピー島の中の様子。森の中に建築が点在するロケーション。一周するのには約1時間かかります。

P1040439 - コピー島への行きの道は、海沿いの白樺道を歩いて、徒歩50分。

P1040455 - コピー帰りは、海の上をショートカットして歩いたので、徒歩30分。便利です。

P1040464 - コピーところどころに、氷の割れ目もあったりして、海の上歩き素人の僕は、少しだけドキドキしながら。

P1040463 - コピー途中には、ワンちゃん達の集合場所もあります。どこまでも走り続ける事ができる最高の場所。

P1040457 - コピー

様々な犬種が集合して遊ぶ、海の上の広い場所。

P1040462 - コピー

最近どう? そろそろ春かなあ。。。。。

晴れの日が増えてきて、凍っていた歩道も溶け始めました。今まで、下の路面を注意深く見ながら、ヨチヨチ、ふらふらとゆっくりと歩かなければ怖かった「歩く行為」が、半分くらいは前を向いて真っすぐに歩くことができるようになりました。「前を向いて、真っすぐ歩くこと」ができるって、こんなに嬉しく幸せな楽しい事だったのか、と痛感する日々です。

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. 建築が環境を破壊するものであることは疑いようもありません。 一方、ある目的のためには、空間が必要であることも事実です。 犠牲にしてまでつくられる空間とは、一体どうあるべきなのでしょうか。空間の「質」は、広さだけの尺度で判断することは出来ません。単なる箱をつくるのではなく、空間のかたちや光、音、雰囲気など、人々にとって、記憶に残るような魅力を持つものを残していきたいと考えます。 次世代から現在の環境を預かっている、という立場に立ち、 建築・インテリア・家具・まちづくりのデザインを行います。

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