school architects blog
卒業制作オープンジュリー

今年の卒業制作オープンジュリー。ゲストは世界を代表する建築家の西沢立衛さん。

最優秀賞の北田晴香さんの、「学校」。A1サイズ1枚の内観パース。空間の面白さが伝わってきます。部屋は仕切られておらず、ルーズにつながる提案。

掘り込まれた床は基本的には外部で、可動する屋根で空間を作り出す建築。

 

 

 

 

優秀賞の森山遥花さん。4疊くらいある平面図。街の中に小さな工場、アトリエ、住宅などを入れ込む提案。

 

 

小さなスケールのすきまにできる「路地」をつくることによって、親密なコミュニティが取り戻され、生きた街になる、という提案。緻密に配された建築は、その量で迫力を持っていますが、むしろ路地が浮いてくるプレゼンが望まれるのでは、との大西先生からのアドバイスでした。ラビリンスの魅力があります。

インテリア賞を受賞した、橋本夏未さんの住宅の提案。敷地の外部と内部が連続し一体になった、自宅の建て替え計画です。

数メートル分描かれた外部、内部のスケッチ。小さな住宅でここまで絵が描けるという事は、「見せ場」がたくさんあるという事です。

コンピューター・グラフィックを見慣れていると、こうした手描きのスケッチに魅力を感じます。

森山明さんの、高層マンションが建ち並ぶ神戸を再構築した提案。

建築をスケルトンに戻して、インフィルを差し込むという建築デザインの王道手法ですが、同じものが1つとしてない各階のプランでは、共有部分が面白くなっています。

現代はあまりにも、「箱」の建築を作りすぎました。この模型を見ていると、変化に富んだ各住戸、住棟、街が生まれていることを実感します。ダンシング・シティ。

変わったところでは、衣服を空間の延長として捉え、仲のいい2人がコミュニケートしたり、逆に外部からの視線を拒んだりすることのできる服。上田陸君の作品。ゲストの西沢さんが試着されています。その感想は、

「中は暑い」

琵琶湖に新しい橋を提案した、川崎大二郎君。構造体は面白いけど、柱脚が普通すぎるとの指摘。

優秀賞を受賞した、瀬津優子さん。日本の美意識や空間感覚を再確認して、琵琶湖のかつての風景を取り戻す事がテーマ。

全体敷地模型。現在の琵琶湖につながる池の上に、集会所やギャラリーなどを分散配置。配置にメリハリがあったほうが良かったのでは、との指摘を受けました。

1:100の建築模型。この建築から見える風景を場所ごとに考えて、繊細に窓が開けられて、風景を取り込んでいます。外部空間と内部空間の中間領域も随所に配されています。

昨年は参加できなかったので比較できませんが、面白い作品は数多くありました。これから卒業制作展覧会に向けて、再度ブラッシュアップしていきます。1月に入ってからは学生の皆さんはプレッシャーと眠気との戦いでしたが、とりあえずは、お疲れ様でした。

 

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. 建築が環境を破壊するものであることは疑いようもありません。 一方、ある目的のためには、空間が必要であることも事実です。 犠牲にしてまでつくられる空間とは、一体どうあるべきなのでしょうか。空間の「質」は、広さだけの尺度で判断することは出来ません。単なる箱をつくるのではなく、空間のかたちや光、音、雰囲気など、人々にとって、記憶に残るような魅力を持つものを残していきたいと考えます。 次世代から現在の環境を預かっている、という立場に立ち、 建築・インテリア・家具・まちづくりのデザインを行います。

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